2019年12月19日【週刊1年生_第9号】日本発祥の「車いすツインバスケットボール」
国リハには頚髄損傷の選手を中心とした「車いすツインバスケットボール(以降,ツイン)」部があり,われら1年生も3名が部員として,毎週木曜日の練習に参加させてもらっています.そこで,今回はツインという競技の説明をしたいと思います.
ツインは,上肢を動かしにくい方でもできるチームスポーツとして考案されました.この競技を考案したのは,なんと同じ学院リハ体育学科の元主任教官の先生なのです!パラリンピック競技である「車いすバスケットボール」ができない人にもバスケットを!という熱い思いが伝わってきます.
ツインという名前どおり,通常のゴール(3.05m)に加え,もう1つ低いゴール(1.20m)が設置されています.また,低いゴールは直径3.6ⅿの円の中央に置かれており,障害のレベルに応じて,円内からのシュートが可能な選手と,円外からしかシュートが打てない選手とに分けられます.つまり,1つのコートで様々な障害レベルの選手がプレイするのは他のチームスポーツでも同じですが,ツインでは同時に3つの障害レベルに応じたルールが定められているという点が特徴的なスポーツといえます.
したがって,仲間がどれだけのスピードで走れるのか,パスを受け取れる範囲はどこなのか,どれだけの強さのパスをだせばいいか等々をチームメイトは仲間の障害レベルを頭にたたき込んだ上で,体に覚え込ませる.つまり,チームの戦力を最大限に活かすプレイを瞬間的に出せるかどうかが勝敗を左右するのです.私にはまだまだそんな実力がありません…(汗)
お互いに助け合ってやっとの思いで打ったシュートが決まった瞬間は本当に最高です!
どうですか?やってみたいと思ったあなた!国リハに入学して下さい(笑)
2019年最後の週刊1年生となりました.お楽しみいただけましたでしょうか?(PO棟には愛読者が多数います)
来年もどうぞお楽しみに~,良いお年をお迎え下さい.
(文責:A・M)

シュート!助け合うのがチームスポーツの醍醐味
ーサングラスのカッコいい人は顧問の久保田先生ですー

われらがONE TEAM!!(2019年にちなんで使わせていただきます)
2019年12月13日【週刊1年生_第8号】実習試験!5日間で3つの課題を製作せよ!
4月に入学してから培ってきた知識と技術を試す時が来ました。基本工作論の実習試験です!
教官に丁寧に指導していただきながら製作した装具2つと義足1つを、今度は自分1人だけで製作して提出します。あらかじめ決められた材料と限られた製作時間の中で、間違いを指摘してくれる人はいません。
使えるものは自分で書いた製作レポートと自分が身につけた技術のみ。
様々なハプニングにも見舞われながら5日間を駆け抜けました。
授業で作ったものよりも綺麗なものを早く作ろう!と準備万端の状態で始まった試験でしたが、終わってみれば未完のものや、とても綺麗とは言えないようなものばかり。思った通りにいかない悔しさを噛み締めました...
POになるための道のりはまだまだ長いですが、この5日間を駆け抜けた事でまた少し成長できた気がしました。
(文責:1年生 N・S)

終了20分前!作業台の上はお祭り騒ぎの散らかりよう

実習テスト終了後...何とも言えない悔しさと少しの達成感
2019年12月5日【週刊1年生_第7号】装具完成まであと少し‼
学院前のイチョウの葉が、雨のように降る季節になりました。
製作した義足についての紹介は数回いたしましたので、今回は現在製作している体幹装具について紹介したいと思います。
現在製作している体幹装具は,金属を加工して作る『ナイト型装具』です。
生徒同士で採型をし、それぞれの体に合うように製作しています。体幹装具自体を製作するのはこれで2回目なのですが、やはりまだまだ未熟で体に沿わないところが多くあります……。仮合わせをしてみると、どこが合っていないのかが良く分かるので、その情報をもとに調整をして完成を目指して頑張っていきます!
一流の義肢装具士になるために、千里の道も一歩からの精神で基本からしっかり学んでいきます!
(文責:1年生 M・S)

自分たちが思っている以上に身体は歪んでいる!

【仮合わせ】上手くできたと思っても着けてみると!?
2019年11月28日【週刊1年生_第6号】新設!?教官紹介コーナー!
ついに前期・後期の入学試験が終わり、新入生の皆さんは来春から始まる学院生活に期待、不安、さまざまな思いを胸に抱えていることと思います。
「どんな先生がいるんだろう?」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
そこで!!!
そんな疑問をお持ちの皆さんに義肢装具学科のことをより知っていただくべく、私たち学生が普段お世話になっているPOの教官方をご紹介させていただきます!!
記念すべき第1回目は中村先生、徳井先生のお2人です!
教官紹介コーナーは全3回でお送りいたします!次回もお楽しみに~!!
(文責・画:1年生 M・K)


2019年11月12日【週刊1年生_第5号】義足完成!??
延べ日数4日間の2度目となる義足製作実習が終了しました。
前回の製作期間よりも、かなり短い期間で完成したことに、自身の成長を感じられました!
しかし、実習終わりに個性豊かな義足を並べてみたら、やっぱり成長したとは言い難いような…。製作中は失敗も多く、完成した義足も、まだユーザーさんに提供できるようなものではありません…。
今回も反省点ばかりですが、一流のPOになりたいという気持ちはより一層高まりました。
POになるための道のりは長いようですが、この失敗にもめげず、ネバーギブアップの精神を持って、目標に向かってエンジン全開で取り組んでいきます!
(文責:1年生 H・K)

素敵な笑顔がまぶしい!!!
2019年10月25日【週刊1年生_第3号】ぐるぐる巻かれて・・・
装具学Ⅰの授業ではクラスメートの体にギプス包帯を巻き付けて型を取ります。
今回は2度目の体幹の採型となり、みんな初回よりは手際よく巻き付けられていましたが、ある者は手を石膏まみれにしながら、ある者は顔に石膏を付けながら一生懸命に巻き巻き…
もちろんスピードも速くはなってはいるものの、デモンストレーションをして下さった教官には程遠く…
自分たちの伸びしろを強く感じた1日でした。
(文責:1年生 K・I)

もっと腹筋を鍛えておけば・・・と後悔した初回、もうバレてるから・・・と開き直る2回目。
2019年10月24日【週刊1年生_第2号】この時を待っていた
みんな大好きなあの時間がやってきた!
リハビリ体育の時間がやってきました!
リハビリ体育では、メジャーなスポーツからまだまだマイナーなパラスポーツまで様々なスポーツを行っています!日々の勉強の疲れを発散できる時間の1つです!
さて、今回のリハビリ体育ではテニスを行いました。クラスのほとんどが素人のテニス。初めはぐだぐだでラリーもままなりませんが、そこは日頃の実習で培った気力!体力!根性!で走り回ってボールを追いかけます!
解剖学や生理学を勉強してからスポーツが一段と楽しくなったように感じます。
ああ...また明日から頑張ろう。みんなで夕日にそう誓いました。
(文責:1年生 T・O)

華麗なプレー!

サーブはバドミントン方式

打つ前は上手く見えるが・・・

なんか暗いと思ったら,ひとり明るい学生がお休みしてました・・・ 後列真ん中はリハ体育学科の梅崎先生です
2019年10月8日 【週刊 1年生_第1号】ついに終わった...!
1年生にとって初めての義足製作実習が終わりました。
2.3年生が臨床実習でいない中、約1か月にわたる実習で義足製作のノウハウを学びました。
しかし、毎週慣れない作業の連続で失敗もいくつか...。
さらには、製作工程を示したレポートを毎週提出...。
1年生の私たちは慣れない作業で体力的にも精神的にもつらいことが多くありました。
それでもめけずに作業を続け、無事にクラス全員義足を提出。
完成したときはなんともいえない達成感と感動で満たされ、疲れは吹き飛んでいきました。
しかし、自身の作った義足を見るとまだまだ患者さんに提供できるものではありません。まだまだスキルアップが必要です。
義肢装具の製作は非常に難しく、奥が深く、それでいて非常に楽しいと改めて実感しました。
嗚呼、私たちは義肢装具士へ大きく一歩前進したのだ。
(文責:1年生 U・T)

2019年10月 【週刊 1年生_0号】発刊のお知らせ!
この度,新企画「週刊一年生」の活動を開始することにしました.
しばらく更新が滞っていたPO学科学生会のページ……この現状を変え,より多くの人にもっと我々について知ってもらいたい,そんな気持ちを込めた試みです.
本科の一年生が交代で日々の授業風景などを定期的に記事にします.今までは実際にPO生にならないとわからなかった様子も写真付きでばっちりご覧いただけると思います.
特に受験生の方にとって,今後送るかもしれない未来の日常をより鮮明に想像できるページになればと思います.乞うご期待!
(文責:学年委員長 K・I)