総長挨拶
当センターは1979年に「国立身体障害者リハビリテーションセンター」として開設され、2008年に障害全体を視野に入れた機関として機能を再編し、名称を「国立障害者リハビリテーションセンター」と改めました。
当センターのミッションは、障害のある人々の自立した生活と社会参加を支援することです。このために、病院、自立支援局、研究所、学院、企画・情報部、管理部の各部門が連携しています。対象としている障害は、脊髄損傷、四肢の切断や先天性形成不全、高次脳機能障害、視覚障害、聴覚障害、吃音、発達障害など多岐にわたり、これらの障害に対するリハビリテーション医療、障害福祉サービス、教育・研修、研究、さらにデータ収集と情報発信も積極的に行っています。また世界保健機関(WHO)の指定研究協力センターとして特に西太平洋地域のリハビリテーションの発展に寄与するなど、多様な国際協力活動も展開しています。
当センターのミッションを達成するハードルは高く、個々の障害者の一生涯をみれば、支援はある一時点で終わるものではありません。また障害者全体を見渡せば、障害の多様性、時代とともに移り変わる環境に適応した支援が必要です。当センター職員一同、国内外の障害者や関係者から信頼されるセンターを目指して、前進してまいります。
2025年(令和7年)4月
国立障害者リハビリテーションセンター
総長 芳賀 信彦
総長 芳賀 信彦