コロンビア地雷被災者を中心とした障害者統合リハビリテーション体制強化プロジェクト 実施期間:2008年~2012年
Project for Strengthening the Integral Rehabilitation System for Persons with Disabilities, Especially for Victims of Landmines

目的
コロンビアは長年にわたる国内紛争で使用された対人地雷による被害者が多数おり、地雷被災者を含む障害がある人々のリハビリテーションの質の向上を目的として、国内の2地域を対象として医療機関における人材育成、切断と視覚障害のリハビリテーションのガイドラインを作成、障害がある人々の権利、義務、制度についてリハビリテーション関係者が知識を得る、地雷被災者の応急手当に関する知識を得るための活動が行われました。
当センターの協力
当センターの医師延べ6名を事前調査、短期専門家、アドバイザーとして現地に派遣するとともに、コロンビアの政府機関職員、リハビリテーション専門家の研修18名の受け入れを行いました。
成果
対象とした医療機関でリハビリテーションのガイドラインが作成、活用され、チームでリハビリテーションを行う体制が強化されました。地域の中で地雷に関してや、障害がある人の権利に関する啓発資料が作成され、応急手当に関する技術指導の実施などが行われました。これらの活動を他の地域にも普及させるため、セミナー等が実施されています。本プロジェクトは終了しましたが、コロンビア政府の要請により、障害がある人を中心に据えた新しいプロジェクトが現在開始されています。
プロジェクトにより障害がある人々の権利についてのパンフレットが作成された
