介護について

 現在の利用者のほとんどが脊髄損傷であり、なかでも頸髄損傷者が大半を占めています。身体的、精神的な障害や疾病による心身機能の低下により日常生活動作(入浴、排泄、食事、移乗、更衣、整容)が困難になった方に対して心身共に安定した状態でリハビリテーションが受けられるように援助を行っています。
 現在、生活面で支援している事を、利用者の今後の生活につなげられるよう介護カンファレンスを開いて検討を行い、他部門と調整しながら支援を行っています。男性の介護員もいます。

乗降車介助

 ベッド、車いすの乗降車介助を2〜3名で行っています。直角移乗、側方移乗、リフターでの移乗とさまざまですが、利用者の身体状況に応じて介助を行っています。

食事介助

 車いす乗車中は食堂で食事を食べています。介助が必要な方は自助具、フォーク、食器のセッティングなどの介助を行っています。汁はストローを固定する自助具(ストローホルダー)を使用しています。

排泄

 終了後の生活を想定し、洋式トイレの移乗や、姿勢の保持が困難な方でも利用できるレザー張りトイレのほか、トイレチェア、ベッド上などで排泄介助を行っています。利用者の身体状況に応じて介助を行っています。

入浴

 介護浴にはフリージャー浴とシャワー浴があり、入浴介助を行っていす。

整容

 手袋の装着など、身の回り動作の介助を行っています。