




運動麻痺のある手足は動かさないと固くなり、動作を行う際の支障となります。
理学療法士が徒手的に行う他動訓練(写真1)や自分で行う自己他動訓練(写真2)があります。
残された機能を駆使し、さまざまな動作を行うために、筋力は最大限に高めておく必要があります。
主として器具を使った方法(写真3,4)を用いますが、場合によっては徒手的な方法や自分の体重を使った方法を用いることもあります。
斜面台(Tilt table)による起立訓練を行う場合もあります。
適応として起立性低血圧に対する漸進的順応・平衡感覚の再教育・血管拡張の保持・下肢(特に足関節)の拘縮予防・骨萎縮の予防・尿路感染の予防などがあります。
●マット上での起居動作訓練の様子
寝返りから起上りを行っている場面です。
プッシュアップという、手で床面を押し臀部を浮かす動作を行っている場面です。
トランスファーという、車いす⇔マット間の移乗動作を行っている場面です。
前方移乗(写真8)と側方移乗(写真9)の方法があります。
●車いすの基本的な動作
キャスターあげ
段差越え
その他、スロープの昇降や車いす上での姿勢の変換などがあります。
●起立・歩行訓練
平行棒内起立歩行訓練
杖歩行訓練
●障害者にとって、自動車免許の取得が社会参加促進の要因となっています。当センターにおいても自動車免許取得を支援する訓練も行っています。
車いす⇔運転席間のトランスファー(移乗)訓練
車内への車いす積み込み訓練
自動車シミュレーターを使用したハンドル旋回訓練
自動車シミュレーターの3D-CG画面を見ながらの模擬運転訓練