カリキュラム

カリキュラム概要

 発達障害や児童福祉について初めて学ぶ人でも、1年間で系統的・体系的な知識と技術を身に付けられるように構成されています。

 児童指導員科では、発達障害(知的障害を含む)のある人々に対して、様々な場面や領域で、多様な支援を行えるよう専門的な知識と技術を学び、理論と実践に基づいた支援者の養成を目指しています。
 そのため、当科のカリキュラムでは、福祉のみならず他学問や他分野の実践を踏まえ、多角的な視点を統合し、発達障害(知的障害を含む)を体系的に理解することを目的とした内容となっています。

 当科のカリキュラムは、修業年限1年間で1800時間に及ぶ濃密な内容となっています。主に「講義」「演習」「実習」「研修会聴講」によって構成されており、これらを通して得た学びを卒業論文として、「特別研究」に集約するプロセスを経て、発達障害(知的障害を含む)支援に関して、知識と経験に基づく専門性を高めます。

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講義・演習

 授業は、「専門基礎分野」と「専門分野」に大別されています。
 前期に基礎的な科目群である「専門基礎分野」を履修し、後期により専門的な科目群である「専門分野」を履修することで、初学者から現職者まで、系統的・体系的に学ぶことができます。

 また、講義を担当する講師陣は、医療、教育、福祉それぞれの分野・領域で活躍される先生や国リハ所属の専門職で構成され、当科でしか学ぶことができない内容となっています。これは1963年に開設された「国立秩父学園附属保護指導職員養成所」から数えて、60年以上の古い歴史を持つ児童指導員科ならではのとても大切な財産です。

カリキュラム一覧(履修科目)

 
 〇 児童指導員科 カリキュラム(PDF)

 

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実習

 児童指導員科のカリキュラムでは、実習を中心とした実践的な学習を取り入れています。
 実習は、国立障害者リハビリテーションセンター組織内の関連部門と連携して行う「内部実習」および外部機関と連携して行う「外部実習」で構成されています。

 

 児童指導員科の実習

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 療育実習について

 児童指導員科のカリキュラムの中心となる科目が「療育実習」です。
 自閉症など発達障害のあるお子さんに対し、他者とのかかわり方や物事の理解の仕方、気持ちの安定など、必要に応じてその発達を支援する具体的な方法を学びます。どのような支援が必要か検討し、目的に沿ってお子さんが楽しく参加できる遊びや支援ツール、教材などを特性に合わせて設定・作成、実践することを通じて、療育や発達支援に必要な実践的な技術を身に付けます。
 療育実習では対象のお子さん1人に対して、1つの学生グループ(3~6名)で支援を行います。支援実施に必要な一連の活動(アセスメント、支援目標の設定、支援方法の立案、支援の実施・評価・修正、保護者および関係者への実習報告会)を専任教官の指導のもと学生が主体的に取り組みます。

 療育実習は全10回実施します。前期実習(6月頃)5週間、後期実習(10月頃)5週間です。
 講義やプレ療育実習で学んだ知識と療育実習での実践を結び付け、学習を深めていきます。​​​​
 

                 療育実習の構成CI 療育実習.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 療育実習教材 作成例

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(つみつみゲーム)

CI 療育実習(工作).JPG(工作)

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(すごろく)


特別講義(研修会聴講)

 当科カリキュラムでは、「特別講義」として、国立障害者リハビリテーションセンターが開催する現職者向けの研修会を一部聴講し、発達障害(知的障害を含む)支援における最先端かつ専門的な知識や技術を習得する機会とします。

【対象となる研修会】
・ 自閉症スペクトラム症支援者入門研修会
・ 発達障害者支援センター職員研修会
・ 知的障害支援者専門研修会
・ 発達障害地域支援機能強化に向けた実践力向上研修会
・ 自閉スペクトラム症支援者実習セミナー(基礎)(実践)
・ 巡回支援専門員研修会
・ 発達障害地域生活・就労支援者研修会
・ 自閉スペクトラム症支援者専門研修会

〇各研修会の詳細については、研修部門よりご参照ください。

※ 対象の研修は、カリキュラムの一環として、一部聴講するものです。
  したがって、演習への参加や修了証書の発行を受け取ることはできません。


見学

 当科では、カリキュラムの一環として、発達障害(知的障害を含む)支援に関する障害児者施設や福祉機関を中心に、児童自立支援施設や特別支援学校、高齢者福祉施設等、幅広い施設・機関への見学を行います。