伊藤 和幸

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  第2福祉機器試験評価室


所属学会など :

電子情報通信学会、日本リハビリテーション工学協会


研究内容 : コミュニケーション関連機器の研究と開発

 重度障害者用の意思伝達装置や肢体不自由者用のキーボード代用装置の開発を行っています。重度運動機能障害者の動作を認識して各種機器の操作を行うジェスチャ認識インタフェースや、機械学習により母音の口形を認識したり瞳孔の中心位置を検出するシステムにより意思伝達支援を行う研究が主な仕事になっています。

 

現在の研究テーマ

1) 重度運動機能障害者の動作を認識して各種機器の操作を行うジェスチャ認識インタフェースに関する研究

   産業技術総合研究所、依田育士氏と重度運動機能障害者支援のためのジェスチャインタフェースの研究開発を行っています。

2) 機械学習により母音口形の認識、瞳孔の中心位置を検出するシステムにより意思伝達支援を行う研究

   九州工業大学、齊藤剛史氏と共同研究を行っています。

3) 肢体不自由者向けコミュニケーション支援データベースの構築に関する研究

   意思伝達装置の機能分類や意思伝達装置用スイッチの検索サイトを構築しています。

   キーボードやマウス代用装置の機能を調査し、操作形式と操作に要求される機能を一覧表にまとめました。

   コミュニケーション支援のために、コミュニケーションエイドの導入アプローチと、

   コミュニケーションニーズからみた機器選択アプローチをまとめました。

   意思伝達装置やパソコン・タブレット端末を利用しようとする際に、身体機能や機器の使用ニーズにあわせてどの装置を選択すれば良いかを概略します。


投稿論文など


終了した研究テーマ

・マウス操作支援アプリケーションの開発

神経・筋疾患等によりマウスの操作が困難な場合に、操作を支援するアプリケーションを開発しています。

・透明文字盤用利用時の文字保存システムの開発

ディジタルペンを用いた透明文字盤用文字保存システムの概要 (PDF 256KB)に続き、透明タッチパネルを使用したシステムの開発を行いました。

2016年7月より、テクノツール株式会社から「みてタッチ」の名称で販売開始となりましたが、
2020年7月より販売終了となりました。

・福祉機器の遠隔適合システム構築に関する研究

WEB会議システムを利用して、遠隔地における福祉機器の適合に対して助言を行うシステムを構築します。

・中高齢層中途視覚障害者の自立・学習・就労を支援する文字入力システムの開発

厚生労働省、障害者自立支援機器等開発促進事業にエクセル・オブ・メカトロニクスとともに応募し、 平成23年度採択開発テーマ「中・高齢の中途視覚障害者向け簡易電子メモ装置の開発」(PDF) H23-自立-16により 株式会社ラビットから販売

・ディジタルペンを用いた透明文字盤用文字保存システムの開発

ディジタルペンを用いた透明文字盤用文字保存システムの概要 (PDF 256KB)
日立ケーイーシステムズから、心たっちとして製品化されました。

・キーボード代用装置の開発

モールスキーボード・Type-M、Type-D
視線入力式キーボード代用装置

・視線入力式コミュニケーション装置の開発

視線入力コミュニケーション装置

・光キーボード利用者向けマウス代用装置の開発

マウス代替装置




問い合わせ先:

   国立障害者リハビリテーションセンター

   研究所 福祉機器開発部 第2福祉機器試験評価室

   伊藤 和幸 itoh-kazuyuki-0923@rehab.go.jp @は半角@に変更してください)まで

   TEL:04-2995-3100(代)内線2534 FAX:04-2995-3132


変更履歴
・2021年 1月 研究テーマを修正
・2016年10月 コミュニケーションニーズからみた機器選択アプローチを追加
・2016年 8月 透明文字盤用利用時の文字保存システム「みてタッチ」販売開始のお知らせを追加


更新日:11月**日 2020年


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