布が完成するまでの基礎から応用、仕立て方法、販売管理等についての知識や技能を習得します。
従来からの図案に基づき正確に織るという伝統工芸の織物とは異なり、訓練では各個人がもっている感性やその時々の気分を作品に織り込んでいきます。『よこ糸を入れる→織る』という動作が可能であれば、糸の種類や色を変えるだけでも個性的なマフラーやのれんといった布製品を作り出すことができます。
C5レベルの方でも部分的な援助があれば販売可能な作品を織ることができ、糸を強く結べるC8レベル以下の方においては全ての工程を作業支援なく実施することが可能です。それぞれの身体状況に応じた自営活動を目指すことができます。
経験の無い方でも1〜2ヶ月程度で作成できるようになります
個人の身体状況に合わせ、動作方法や使用する道具の工夫をし、作業環境の整備を行います。
織り動作の習得後、たて糸作りの工程に進みます。繰り返すことで様々な布が織れるようになります。
より深く手織りの構造を理解出来るよう支援します。
手織りの体験会を通じて、指導実習も行います。(センター行事での指導実習の様子)
終了後、スムーズに自営活動ができるように、作品のバリエーションや販売管理等についての習得支援を行います。早い方だと6ヶ月程度で販売作品の制作が可能となります。