日時: 2014年8月31日(日)13:30〜16:30
場所:国際フォーラムG401会議室
参加者: 【ユーザ】 11名,【開発者】 2名,【スタッフ】 3名 【オブザーバー】 9名
13:30~ 開会、挨拶、自己紹介 、進め方説明
13:50~ グループに分かれてシミュレーション
15:25~ テーブルディスカッション
16:10~ 全体ディスカッション
1.開会、挨拶、新規参加者の自己紹介
・開会の挨拶
・新規メンバー、オブザーバーより自己紹介
2.前回のおさらいと進め方説明
ワークショップツール作成に向けたポイント説明
・今回は、いつものファシリテータではなく、参加者のみなさんが、ファシリテーターを含めた役割分担を行い、シミュレーションを行い、誰もが使いやすいキットづくりに向けたディスカッションを行います。
3.4グループに分かれてシミュレーション作成
・参加メンバーの顔を見ながらシミュレーションを行う「当事者」、シミュレーション作成のために意見を聞きす「ファシリテーター」、意見の「記録係」、意見や進め方についての気づきを発見する「気づき係」の4役にそれぞれ割り振った準備を行った。
4.ディスカッションの結果
【基本的な情報の提供について】
・避難所、福祉避難所、広域避難場所、仮設住宅、みなし仮設住宅などの基本的な制度・言葉を知らないと答えられない事があるので、はじめに情報提供が必要。
【プロフィールシートについて】
・障害の知識がないため、プロフィールシートに記録係として書き込むのに苦労した。しかしこうした整理が周囲の人に障害について理解をしてもらうためにも重要なポイントになりそう。
・常備薬欄、医療関係のパラメーター、特に排泄や入浴、食事についての記入欄もあると良い。
・ヘルパーは不要だが、家族に介助される時などの記入の仕方がわからない。
【シミュレーションシートの進め方について】
1)進め方
・初める時に、シミュレーションのポイント・イメージができずに、どのように進めたらよいのか苦労した。
・ファシリテーターから、できるだけ具体的な質問があった方が、まんべんなく課題を抽出できそうである。
・シミュレーション中、周囲から質問された方が考えやすい。
2)シミュレーションの時系列
・時系列、がとてもイメージしづらい。いつ、災害が起こるのか、シミュレーションのために決めておいたほうがよいのではないか。
3)シートの記入欄
・書き進めるうちに気づき、自分の伝えたいことなどが整理されることがわかった。このような「気づき欄」があってもよい。
・実施者の知識の差によって、備えの項目が出たり出なかったりする。人的支援、物的支援の両面で、解決策の選択肢がある程度提示されていると良いのではないか?
【総論】
・シミュレーションする事で学びとなった。
・ウェブサイトを活用して、情報提供や備えの仕方などを提示してもよいのではないか?
・地域の日常利用している親和性のある施設の利用を想定している。そうした施設との連携も考えていきたい。
・避難所以外にも、共助、公助の受け入れ先となり得る地域の施設の考えを聞く機会があると、自分たちの状況、とり得る行動が大きく変わってくる。新たな仕組みづくりにも繋がると考えられる。
以上
写真1 参加者が自らシミュレーションを進行.
写真2 シミュレーションの発表の様子.
図1 生活状況を共有するプロフィールシート.
図2 シミュレーション結果の例.
図2 自分に必要な備え10選の例.