障害者の災害対策ワークショップ:第四回

開催概要

日時: 2014年10月19日(日)13:30〜16:30
場所:東京ビックサイト 103、104会議室 
参加者: 【ユーザ】 4名,【開発者】 4名,【スタッフ】 3名 【オブザーバー】 4名

プログラム

13:30~ 開会、挨拶
前回のおさらいと進め方説明
13:45~ 他のキット紹介
13:55~ キットを体験しよう
     キットを使ったワークショップの説明、実践
15:15~ 休憩
15:30~ キットを体験した感想、課題について
16:20~ オブザーバーよりアドバイス

16:40  閉会

内容

1.開会、挨拶、オブザーバーの自己紹介

2.他のキットの紹介
・子供向けに開発されている災害時を想定した紙芝居や、カードゲームの紹介。

3.キットを体験しよう
キットを使ったワークショップの説明、実践
・災害時シミュレーションの進行マニュアル、プロフィールシートを使用してのキットを使ったワークショップの実践。

4.キットを体験した感想・ディスカッション
◆Aグループ
○キットを使った感想、活用方法
・プロフィールシートの作成は意外と時間がかかり、項目も多いので分かりづらい。
・外出編のあとに自宅編をやった方が、これだけ備えているという安心できる。
・シールはイラスト化されているとわかりやすい。想定されている項目も概ねよかった。など

○キットをよりよくするアイディア、活用方法
・説明者がデモンストレーションをやるとわかりやすいのではないか。または、そのデモンストレーションが、最初に示される被災状況などの映像やスライドで説明されるとスムーズに試行できそう。
・事前に軽めの課題や災害想定で練習すると、スムーズに進行できるかもしれない。
・アウトプットの持ち帰り方法はどのようにするか、サイズなど、今後検討したい。など

◆Bグループ
○キットを使った感想
・自分が、いかに備えをしていないか分かった。要支援者名簿や地域とのつながりづくりも参加してこなかった。
・障害者として、自分の仲間や行政、施設など災害の備えに関心のありそうな場所から働きかけていきたいと思う。など

○キットをより良くするアイディア
・プロフィールや日常生活については、グループで共有して進めた方が良い。
・結果のアウトプットをどう持ち帰るかを検討してはどうか。
・質問内容、文章の精度を上げて、より答えやすくした方が良い。など

○キットの活用方法
・外出編は共助、公助も大切になる。キットの中では解決できない事柄をウェブ上で共有、議論できる仕組みがあると良いのではないか。
・車いすの人たちのニーズや接する際の注意点について、一般の人たちが学べる仕組みがあると良い
・地域の避難訓練の時に、自力で動けない人たちも入れてほしい。
・このツールが、社会運動のひとつとなれば良い。自治体、サービス業、福祉事業者、交通機関、自治会、マンション組合など、人が集まる様々な場で、基本的な情報の共有、教育のために、このキットを使ってほしい。など

以上


 

写真1
写真1 ワークショップの様子.

写真2
写真2 備えキットの体験!.

写真3
写真3 備えキットの体験!.

写真3
図1 備えカード一覧.

写真3
図2 WSの結果分かった自分の備え.