開発会議A:第一回

開催概要

日時: 2013年10月14日(月・祝)15:30 ~ 17:30
場所: 中央区立ほっとプラザはるみ 第2集会施設
参加者: 【ユーザ】 4名(介助者1名),【開発者】 4名,【スタッフ】 5名

プログラム

15:30~ 進め方の確認とこれまでのおさらい
15:40~ 参考事例紹介
15:50~ ディスカッション
      ―日常生活の中でのニーズについて―
17:30  閉会

内容

1.進め方の確認とこれまでのおさらい
・排泄にこだわらず、ちょっとした工夫で使いやすくなる物づくりを目標に、当事者ひとりあたり一品の試作づくりを目指す

2.参考事例紹介

3.ディスカッション ―日常生活の中でのニーズについて―
〈事前アンケートの言葉〉~本日参加できない方からの意見紹介~
〈参加者のニーズ〉~先ずニーズを出し合いながら考えよう!~
【コンパクトな段差解消板】
・車いすで運べるような軽量でコンパクトな段差解消板(たたむとA3若しくはA4サイズで、広げると700㎜幅ぐらいの大きさ)がほしい。
【携帯リフター】
・介助者一人で使えるような軽いリフターがあるとよい。
→段差解消板、携帯リフターとも軽量でありながら頑丈など、素材が課題【爪切り用の台】
・足を爪の切りやすい角度に固定して置ける滑り止め機能付の台がほしい。
→ワークショップスタッフでスタイロフォーム&滑り止め素材で試作
【ヘルパーへのマニュアル作成ソフト】
・ヘルパーへのマニュアル作成を支援するソフトがあるとよい。
・それぞれの生活スタイルも違うので、本人のライフスタイルに合ったマニュアル作成が重要。
・緊急時に他人にも伝える事ができる。
【お料理グッズ】
・握力の低下してしまった、もともとの利き腕で調理できる調理器具がほしい。
ex.包丁、おたま、お箸、菜箸 等
→手・腕に直接装着・固定して利用するものではどうか?普通の人にも使いやすい道具が転用できるような装置ができそう。
→リハビリテーション工学協会の自助具SIG(Special Interest Group)に相談してみる?
→義肢装具士も、個別対応での器具作成はできるかもしれない。
→例えば、国リハだと外来受診という形で、作業療法士が対応できる。
→そのように相談の上できた商品を業者に伝え、価格を抑えつつ、どのように他のユーザにも伝えていくのかも課題。
【歩かない人向けの靴】
・車いすユーザにとって、履きやすくてかっこいい靴があるとよい。
・フルオーダーメイド?既製品のリメイク?
→義肢装具士が靴の中身(足の状態に合う、巻爪対策など考慮して製作)、靴屋・デザイナーが外側デザインを製作できるとよいのではないか。(価格が問題)
・義肢装具士が入りながらの靴を製作している店舗にWSメンバーで訪れ調査してもよい。

〈その他〉
・今後はメンバー内で、閉じた状態でのfacebookを立ち上げるので、その中で意見交換をして次回に向けての情報収集・精査をしながら進めたい。

〈ものづくりの課題と国リハの役割〉
・右図に示したように、自助具・福祉用具の製品流通・情報流通が重要である。また、デザイン性との両立も、もっと考慮されてよい。

 

写真1
写真1  会場の様子.

写真2
写真2  あるところにはあるんだよね.

写真3
写真3  ポンチ絵を描きながら設計解を共有.

写真3
図1  福祉用具の開発と流通の問題を考えた.