開発会議B:第一回

開催概要

日時: 2013年10月6日(日)
場所: 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 第二会議室
参加者: 【ユーザ】 3名(介助者3名),【開発者】 4名,【スタッフ】 3名

プログラム

14:00~ 開会、挨拶、昨年までの経緯の説明
14:15~ フリーディスカッション
   1. 今年度の方向性について
   2. パンツタイプの検討
   3. 吸引タイプの検討
16:00  閉会

内容

1.今年度の方向性について
〈今年度の目標〉
・試作品を作って試用評価のための倫理審査まで行くことを目標としたい。

2.パンツタイプの検討
・利用者のニーズで考えると昨年度のインナーパンツタイプが推されてきた。
・封じ込めと蒸れ防止を両立する素材探しが課題となっていた。

〈素材の問題〉
・素材メーカーも現状では、発想していないかもしれないが、このWSのように異分野の人が集まった中で話すと提案できるかもしれない。
・今後、他分野の人を探していく。

3.吸引ファンタイプの検討
・ズボンから漏れてきた空気を吸引し、フィルタなどで臭いを除去する吸引ファンタイプは、試作品の試験がしやすく現実的な案である。

〈光触媒の分解効果〉
・二酸化チタンを使う光触媒の清浄機は、光を当てなければならないので、小型化が難しいという問題がある。
・光触媒は、力が弱いので、循環させながら使う事が効果的であると考えられる。
・循環させる場合、密閉性が求められるが、そうなると蒸れる恐れがある。

〈臭いの吸着方式について〉
・吸着シートを重ねていく方法もありそう(活性炭・ゼオライトなど)。ワンパスで臭いを除去する場合であれば、吸着方式の方が光触媒よりも効果的かもしれない。

〈複合臭スプレー噴霧について〉
・複合臭スプレーを噴霧する事も考えられる。複合臭スプレーは、吸引ファンと併用しても良い。

〈試作に向けて〉
・吸引ファン型で、光触媒+吸着剤+複合臭スプレー噴霧も組み合わせた方向性で製作する。
・ハード製作については試作屋にあたってみる。
・布や吸着材などは、WSメンバーも協力して探す。

写真1
写真1  会場の様子.

写真2
写真2  国リハ研での開発事例を参考にイメージをふくらます.

写真3
写真3  臭いを含んだ空気を,外に漏らすことなく吸引するための方法を検討.