アクションプラン・トイレ情報:第三回

開催概要

日時: 2013年12月8日(日)13:00 ~ 15:00
場所: 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 第二会議室
参加者: 【ユーザ】 2名(介助者1名),【開発者】 3名,【スタッフ】 3名

プログラム

13:00~ 進め方の確認とこれまでのおさらい
13:05~ トイレのチェック項目の確認
13:45~ グループに分かれてトイレチェック(研究所・本館)
14:40~ グループ発表・ディスカッション
15:10  終了

内容

1.進め方の確認とこれまでのおさらい
・前回までの既存ウェブサイトのチェックなどを踏まえ、情報の質と量が充実しているチェック・ア・トイレットをベースに情報提示方法を考えてみたい。
・参加型で情報量が多く、チェック項目も良く考えられているチェック・ア・トイレットに課題があるとすれば、写真の有無など、情報のばらつきがある点ではないか。

2.トイレのチェック項目の確認
・チェック・ア・トイレットの文字情報の項目は、よく考えられていて、充実しているように見える。これ以上項目が多くても、かえって分かりにくくなる事も考えられる。
・写真情報は重要で、見て自分が使えそうなのか理解する事ができる。

3.グループでのトイレチェック・発表
チェック・ア・トイレットのチェックシート、3D写真写真アプリ Photosynth を用いて2グループで国リハ内のトイレチェックを実施。
【研究所第二研究棟1F】
・トイレ内で気になる情報は、空間の広さ・便座の高さ・尿瓶洗浄場の有無の3点。
・トイレ内は、介助者と一緒に入れるスペースが必要。
・便座は高すぎても低すぎても車いすから移乗する場合が難しい。

【本館4F】
・トイレのサインが分かりにくい。廊下側に立面で出ているサインがなく、平面上でしかないので、近づかないとトイレの有無に気付くことができない。
・高さや幅を伝えるための基準があるとよいが、一般の方が気軽に使えるようなものでないと普及しない。

4.ディスカッション
・Photosynthに慣れてないせいか、写真が歪んでしまったりするのが課題。位置関係がわかりやすいが、広さが分かりにくい。
・メジャーを置いて撮ると見やすいが、気軽に用意できる訳ではない。
・トイレ内が綺麗かどうかがわかることも重要な要素。
・今のところ、現状のチェック・ア・トイレットに写真がある状態のモノが一番使いやすい。

〈今後の活動について〉
・先ずは国リハのトイレ(研究所、病院、本館、学院等)情報を、国リハHP若しくは排泄問題ワークショップHPでの紹介するために、きちんとチェックをしたい。また、チェック・ア・トイレットへの掲載登録も行って、WS参加者等に感想を聞く事にしたい。


写真1
写真1  会場の様子.

写真2
写真2  国リハ本館4階のバリアフリートイレ.中に入って広さを確認.

写真3
写真3  国リハ第二研究棟1階のバリアフリートイレ.移乗介助も問題なく可能な広さ.


Photosynth:第二研究棟1階のバリアフリートイレ.広さの雰囲気も良く伝わる出来.


Photosynth:本館4階のバリアフリートイレ.こちらは,広さが半分くらいに見えてしまった.本当は3,000×1,800の大きなトイレ.